流れていくものの小箱

いずれは詩の小箱に

2023-10-08から1日間の記事一覧

「無題」 修正予定

「無題」 私はここの海をよく知らない。 見ていたのはいつも、その周縁だったから。 太鼓の音とシュプレヒコール、三線と踊り。 走り抜けていく車が時々鳴らすクラクションと、それに呼応する人々の、ほどけた声。 道を隔てた向こうに、座り込む群衆、そして…